横浜シネマリンにて「君が死んだあとで」「狼をさがして」を観ました
2021.05.15 Saturday
今日から横浜シネマリンで始まった「君が死んだあとで」を観てきました。
http://kimiga-sinda-atode.com/
200分の長丁場を、撮影の力量も相まって、魅せてしまう力作でした。
自分の中に残り、後々まで反芻する であろうものがゴリゴリっと残っていることを感じています。
この映画の核となる山崎さんにも増して、救援連絡センターを設立し逮捕者の支援をしていた物理学者・水戸巌さんと、夫のことを語る奥さんの水戸喜代子さんのことがとても印象に残りました。
監督の代島さんも舞台挨拶で語っていましたが、この映画の主舞台となる1967年の第1次羽田闘争から、その後の新左翼の闘争、連合赤軍事件や、奇しくもシネマリンで同時公開中の「狼をさがして」の1974年の東アジア反日武装戦線の武装闘争に繋がるものを感じました。
「狼をさがして」も先週観たのですが、「反日映画」というレッテル貼りは的外れとしか言いようがありません。
昨日出た朝日新聞の記事がよかったです。
https://www.asahi.com/articles/ASP5F6TPVP5CULOB00M.html?ref=tw_asahi
今日の「君が死んだあとで」上映中にも右翼の街宣車が走っていたようで、拡声器からの音が2回ほど聴こえてきました。
騒然とした時代を描いた映画を観ながら、聴こえてくる騒音は、過去から今を呼び起こす、他では味わえない劇場体験ではありました。
ローポジションの事務所で街宣が聞こえてきたときは、文句を言いにいこうと思うほど腹が立ったのですが、劇場と映画には、アクシデントも体験とさせる力があるようで、不思議な感覚でした。
お近くで興味ある方はぜひこの2作、シネマリンでご覧ください。
【ドキュ・ライブ劇場】トーク付オンライン配信企画をスタート
2021.03.08 Monday
【ドキュ・ライブ劇場】と題した、トーク付オンライン配信企画をスタートさせます。
第1弾として、3/13(土)『アリ地獄天国』、第2弾として、3/14(日)『逃げ遅れる人々 東日本大震災と障害者』をいずれもトークつきで配信します。今後、映像グループ ローポジション制作以外の作品も配信予定です。お楽しみに!
★ドキュ・ライブ劇場Vol.01/映画「アリ地獄天国」スペシャルトーク付きオンライン上映会★
https://streaming.zaiko.io/_item/337694
映画本編とともに、スペシャルトークをライブ配信します。スペシャルトークも、時間たっぷりの約50分!
トークゲストは、映画の舞台となった労働組合・プレカリアートユニオンの委員長・清水直子さんです。
ZAIKOのTwitterと連動したチャット機能を使って、視聴者の皆様からのご質問もお受けいたします。
劇場にお越しになれない方も、ぜひこの機会に「アリ地獄天国」をご自宅等でご覧頂き、スペシャルトークにご参加下さい!
【3月13日(土)配信スケジュール】
16:00 『アリ地獄天国』配信開始
17:38 上映終了 5分休憩
17:43 トーク開始
18:30 トーク終了
※アーカイブを3/16(火)の23:59まで視聴することができます。 チケットのご購入も3/16まで可能です。
当日ご覧頂けない方もアーカイブにてご鑑賞頂くことができます。3/17以降はご覧いただくことができません。ご注意ください。
【スペシャルトーク登壇者】清水直子さん(労働組合・プレカリアートユニオン執行委員長)×土屋トカチ監督
清水直子さん・プロフィール
1973年東京都生まれ、群馬県育ち。プレカリアートユニオン執行委員長。
96年中央大卒業後、労働問題の専門誌を経て、98年よりフリーライターに。
フリーター全般労働組合、派遣ユニオンの役員を経て、2012年4月、プレカリアートユニオンの結成に参加。
現在、執行委員長。著書に『自分らしく働きたい—だれもが自信と誇りをもって』(大日本図書・09年)、
『おしえて ぼくらが持ってる働く権利』(合同出版・08年)、『新版 知らないと損するパート&契約社員の労働法』(東洋経済新報社・05年)、『ブラック企業を許さない!立ち上がった若者から学ぶ闘い方マニュアル』(かもがわ出版・14年)ほか。
【チケット代】
1500円 (購入手数料253円が別途かかります)
チケット窓口 https://streaming.zaiko.io/_item/337694
【映画&劇場情報】
映画「アリ地獄天国」公式サイト
https://www.ari2591059.com/
★ドキュ・ライブ劇場Vol.02 映画「逃げ遅れる人々 東日本大震災と障害者」トーク付きオンライン上映会★
https://streaming.zaiko.io/_item/337641
映画「逃げ遅れる人々 東日本大震災と障害者」本編の配信とともに、出演者の青田由幸さんと監督・飯田基晴のトークをライブ配信します。トークは時間たっぷりの70分!
東日本大震災から10年となる福島のいまは? 障害ある人たちの防災や避難計画の現状は?
チャット機能を使って、視聴者の皆様からのご質問もお受けいたします。※青田さんは南相馬からのリモート出演となります
【3月14日(日)配信スケジュール】
14:00 『逃げ遅れる人々』配信開始
15:15 上映終了 5分休憩
15:20 トーク開始
16:30 トーク終了
※アーカイブを3/28(日)まで視聴することができます。 チケットのご購入も3/28まで可能です。
当日ご覧頂けない方もアーカイブにてご鑑賞頂くことができます。3/28以降はご覧いただくことができません。ご注意ください。
【トーク登壇者】
青田由幸さん(出演/NPO法人さぽーとセンターぴあ)
飯田基晴(監督/映像グループ ローポジション)
【チケット代】
1000円(購入手数料200円が別途かかります)
チケット窓口 https://streaming.zaiko.io/_item/337641
【作品紹介】
2012年/日本語/74分/16:9/ドキュメンタリー
障害があるということは、災害時には普段以上のハンディとなる。2011年3月11日の東日本大震災、未曾有の大災害の中、障害を持つ人々に何が起きたのか?福島県を中心に、被災した障害者とそこに関わる人々の証言をまとめた。
障害ゆえに、地震や津波から身を守れず、また必要な情報も得られない・・・。「ここではとても生活できない」「周囲に迷惑をかけるから」と、多くの障害者が避難をあきらめざるを得なかった。そうしたなかで避難所に入った障害者を待ち構えていたのは・・・。
更には仮設住宅へ入居しても、そこでも大変な不自由が待っていた。
原発事故により市民の姿が消えた避難区域には、取り残された障害者が不安な日々を送っていた。
大震災に翻弄される障害者と、その実態調査・支援に奔走する人々の、困難の日々。
住み慣れた土地を追われ、避難先で新たな生活を模索する時、涙とともに故郷への思いがあふれる。
マスメディアでは断片的にしか取り上げられない、被災地の障害者を取り巻くさまざまな課題や問題点が浮かび上がる。
監督:飯田基晴(「あしがらさん」「犬と猫と人間と」)
製作:東北関東大震災障害者救援本部
撮影:飯田基晴・宍戸大裕 編集・ナレーション:飯田基晴
制作:映像グループ ローポジション
作品ページ: http://www.j-il.jp/movie/