映画「それでもボクはやってない」感想

2007.01.16 Tuesday

ツチヤです。
日本でも大ヒットしその後、
ハリウッドでリメイクもされた
映画「Shall We ダンス?」の監督・周防正行監督の
11年ぶりの新作「それでもボクはやってない」。
先日、試写会へ行ってきました。

ストーリーは、痴漢に間違えられた青年が冤罪で囚われ、
裁判で真偽を問うというシンプルなもの。

こういう「地味」な映画が、ヒットすることを願って
自分のブログに感想を書いてみました。
その文章を加筆訂正し、転載します。

「それでもボクはやってない」は
1月20日より、全国で公開されます。
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1月11日、周防正行監督の11年ぶりの
新作「それでもボクはやってない」の試写会へ出向いた。

ストーリーは、痴漢に間違えられた青年が冤罪で囚われ、
裁判で真偽を問うというシンプルなもの。

冤罪を映画のテーマとして取り上げる際、
メジャー配給下で上映されるのを考慮しとても身近で、
しかも、ある意味下世話(?)な痴漢冤罪を選んだのだろう。
都市生活者なら誰もが遭遇する危険と可能性があるからだ。
練りに練られた脚本からは、そんなことをしっかりと感じることが出来た。

映画の全体的な印象としては、色彩が灰色という感じ。
これまでの周防監督作品の持ち味である笑いの要素は極端なほど、
抑制されている。
ボクは終始、緊張しながらラスト近くでは、
左手で右手をギュッと握りながら観ていた。
ボクが被疑者と同じ境遇に置かれたら・・・。
そんな恐怖感でいっぱいになった。

ボクが笑えたのは、竹中直人さんの最初の出演シーンくらいだった。
しかし、会場内では複数回も、笑いが起きていた。
それは、被疑者役の青年が理不尽な目にあっているシーンの時だった。
笑っていた人たちは、自分自身や身近な人がこんな目にあったら、
笑っていられるのだろうか。
それとも、もうすでに似たような目にあって共感して笑っていたのだろうか。

映画「それでもボクはやってない」は海外での上映時に、
笑いがとても多く起こっているらしい。
「ニッポンは、何て野蛮な国家なんだ?」と笑っているのだろうか。

日本の裁判が、被疑者に対して寛容でないことは
少しでもこの国の歪みを知っている人ならもう判りきっている事実だと思う。
でも、「復習」や「予習」の意味も含め観てほしい。
これが、裁判だと。

この映画がヒットすることを願う。
そして、冤罪で囚われの身となっている人々のことを
少しでも考える切っ掛けになればいいなと思う。
ボクらへ、いつ冤罪が降りかかってもおかしくないのだから。

事務所の屋上から その1

2007.01.13 Saturday

屋上からの夕日
僕らの事務所は横浜の白楽というところにあります。このあたりは坂が多いのですが、僕らのいる築40年以上の古マンションも高台にあります。
高齢の方もけっこういるようで、坂の途中でハァハァ言いながらひと休みされてる姿を見ると上のほうに住むのも大変だなぁと思います。でもそれだけに見晴らしは大変良好です。このところ綺麗な夕焼けが続いていたので、屋上から撮ってみました。
最近はもっぱらこんな気分転換をしながら、20日に上映する作品の編集をしてます。

神保さん=あしがらさん再訪

2007.01.11 Thursday

神保=あしがらさん再訪
昨年暮れ、神保さん=あしがらさんに会うため、久しぶりにデイサービスのゆうゆうを訪ねました。
映画の撮影終了から5年以上経ちましたが、神保さんは変わらずスープの会のグループホームで暮らし、週に3回ゆうゆうさんに通っています。
認知症は進んだかなと思う面もありますが、お元気でマイペースを貫き通している様子でした。
僕が映画の上映を通じて出会ったひとと昨年一緒になったので、彼女を紹介しに行ったのですが、上機嫌で彼女の手を握り歓迎してくれました。(こちらの話を分かっているのかどうかは?でしたが…)
画像はそのときのものですが、まるで好々爺って感じでしょ?
(ホントは手を握るくらいじゃ済まない、キョーレツな歓迎もあったのですが…)
神保さん、どうぞいつまでもお元気で!