『日曜日の子供たち』横浜・鶴見上映!

2019.09.17 Tuesday

堀田泰寛監督作品『日曜日の子供たち』が、11月4日(月・祝)に横浜市の鶴見公会堂で上映されます。
2年前に横浜シネマリンで開催した特集上映「ハマを見つめたドキュメンタリー映画 ―変わりゆく街、子どもたち」でも上映させてもらいましたが、横浜キネマ倶楽部さんのおかげで、ついに映画の舞台である鶴見で上映されることになり、僕も感慨深いものがあります。


堀田さんからローポジションの事務所でこの作品を見せてもらってから、5年が経ちました。それ以来、この映画の不思議な魅力について考え続け、ことあるごとに堀田さんともお話させてもらってきた気がします。
2017年に作品紹介を書かせてもらい、今回の上映に向けて解説を書かせてもらいました。


この類まれな映画をぜひ多くの方にご覧頂けたら幸いです。

 

飯田基晴

 

 

『日曜日の子供たち』

 


1980年 / 日本映画 / モノクロ / 103分 /  ブルーレイ上映 
監督・撮影・編集:堀田泰寛

 

【作品紹介】
舞台は1970年代の横浜市鶴見区の東京湾に面した空地(現在の『鶴見川河口末広水際線プロムナード』付近)。周囲には工場が立ち並び、時に光化学スモッグが生じ、岸辺に汚れた海水が押し寄せる。そんなことはお構いなく、日曜日になると遊びに来る子供たち。走り、取っ組み合い、海に石を投げ、海を見つめる・・・。そんな子供たちの背後にある何かの予感。映画キャメラマン・堀田泰寛が通い続け、撮り溜めた記録は、8年をかけ、鈍く輝く抒情詩のような映画に結実した。

【解説】
この作品は、問題を告発することも、子供の成長を描くこともしない。名も知らぬ多くの子供たちが無心に遊び、ふと佇む姿から「子供」という存在のありようが生き生きと浮かび上がる。それは、観る者に自分の子供時代も含めて様々に思いを巡らす、稀有な映画体験をもたらす。子供が子供らしくいられる環境を守れているのか?堀田泰寛の眼差しは今も私たちに問いかけている。

 

 

この映画の音楽を担当したピアニストの宮沢明子さんが、本年4月23日に亡くなられました。素晴らしい演奏で、映画の子供たちに命を吹き込んでくれたことに感謝し、謹んで哀悼の意を表します。[堀田泰寛〕

 

横浜キネマ倶楽部 上映情報
https://ykc.jimdo.com/

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