「どっこい! 人間節 寿・自由労働者の街」について

2017.10.29 Sunday

「どっこい! 人間節 寿・自由労働者の街」、この映画の魅力をどのように伝えればいいかずっと考えていましたが、ようやく僕なりの言葉が見つかりました。

 

これは美しい映画です。

 

「バカやろう!」と怒鳴りながら、相手の哀しみを思いやる気持ち。
自らの弱さを隠すこともしない男たちの生き様。

 

各々が人間存在について語る言葉は、まるでドストエフスキーの小説を彷彿とさせます。
そんな、儚く、美しい映画です。

 

今回は、映画の舞台である寿町にもっとも近い映画館、横浜シネマリンで上映します。
支配人の八幡さんは大の映画好き。昨年寿町でこの映画を一緒に見てからというもの、会うたびに「飯田さん、『どっこい! 人間節』をうちでぜひ上映しましょうよ」と言われ続けました。
もちろん僕も同じ気持ちで、この企画を立てました。

 

シンポジウムでご登壇頂く加藤彰彦さんは、撮影当時、映画の中心場所となる寿生活館の職員であり、撮影スタッフと街の人々の橋渡しの役割も担っていたそうです。野本三吉というペンネームでも活躍し、寿についての素晴らしい著作もあります。


小川プロダクションといえば、日本のドキュメンタリー映画史に燦然と輝く存在で、前期の三里塚シリーズと後期の山形での作品が有名です。
「どっこい! 人間節」はその間に埋もれがちですが、いま、横浜から、この作品の再評価を始められたらと思っています。

 

どうか、その瞬間にお立ち会いください。

 

11/3横浜シネマリン「ハマを見つめたドキュメンタリー映画 ―変わりゆく街、子どもたち」

http://cinemarine.co.jp/yokohama-documentary/

 

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