秘密保護法成立に思うこと

2013.12.07 Saturday

選挙には欠かさず行くことにしている。
自民党に入れたいと思ったことはない。

だが、ぼくは、政治的な人間ではない。

社会的な問題を扱う映画を作ってきた。
世の中の問題は、自分が生きることと地続きだと思うからだ。
社会に関心がある以上、政治のことも気にせずにはいられない。

だが、ぼくは、政治的な人間ではない。

政治は、人が生きるためにあるものだ、と思うからだ。


いまのこの社会、生きるためにはお金が必要とされる。
だがそう思うあまり、いつしか私たちは「経済」や「景気」を「暮らし」よりも上に置くようになったのではないか?

気がつけば、「いのち」よりも「経済」を上に置いてはいまいか?


同じ問題を、別のところから考えよう。


「平和」が大事。
異論を唱えるひとは、そうはいまい。
戦後の日本は、アメリカへの従属により、平和を維持してきたと言われている。

そして、米軍は沖縄に留まり続け、沖縄の人々の安心と安全を奪っている。

人の安心と安全を引き換えにした「平和」などあるはずがないのに。


秘密保護法案が可決された。

それで「秘密」は保護されるのかもしれない。
でも、勘違いしちゃいけない。
その法律は、ぼくたちを保護してくれるものではない。


ぼくは、政治的な人間ではない。


誰かの犠牲のうえで平和幻想を持つことなど、望まないだけだ。

「いのち」を軽視するほど、経済を妄信しないだけだ。

厚顔無恥な政治家や官僚を守るための「秘密」より、市民の自由を「保護」してほしいだけだ。


過ちを多く犯してしまうからこそ、なにが本当に大切か、間違えちゃいけないと思ってるだけだ。


政治に対して、失望を重ねている。
世の中に対して、自分に対して、イヤになることも少なくない。

ぼくは、どうも進歩がない。

10代の頃から、同じことばを自分に言い聞かせている。

絶望なんて、いつでもできる。
だから、まだ、しない。
 
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