伊勢監督の新作『シバ 縄文犬のゆめ』のこと

2013.11.27 Wednesday

飯田です。
先日、試写会で伊勢真一監督の新作『シバ 縄文犬のゆめ』を観ました。
伊勢さん独特ともいえる、ゆったりとした流れのなかで、日本古来の犬に近い資質を持った柴犬と、彼らを保存しようという人々の結びつきを、温かく描いた作品でした。

僕の作った『犬と猫と人間と』は、人と動物の関係の「影」の部分に焦点を当てたと言われます。比べれば、『シバ』は、犬と人の信頼と愛情に焦点を当てた「明るい」映画です。

その明るさは、ペットショップの煌々とした照明に象徴される、商業的な欲望とは無縁の、森の中に降り注ぐ木漏れ日の光だったように感じました。

雪山の中を喜び溢れるように走りまわる柴犬、出産場面、甲斐甲斐しく子犬の世話を焼く母犬、それらを見つめる人々の優しい眼差し・・・。さまざまなシーンが印象に残っています。

映画のスチールを見ると分かりますが、ここに出てくる柴犬は、街中で見かける柴犬と顔つきが違い、額から鼻筋までスラッとしているんですね。
写真だけ見ているうちは、ちょっと見慣れない顔つきだなぁ、と思っていました。
でも、映画を観ているうちに、どんどんこの顔が好きになっていきます。
それは皆、シアワセな、いい表情を見せているからです。

「動物愛護」ではなく「動物愛好」の映画『シバ』も、人と動物の関係を見つめ直すきっかけを得られる豊かな作品です。

12月21日(土)に東京の日比谷図書館で『シバ』の完成記念上映会があります。犬を愛する方々に、ぜひご覧頂きたいと思います。

併映する『大丈夫。—小児科医・細谷亮太のコトバ—』も、こどものいのちをまっすぐに見つめてきた素敵な医師を描いた、素敵な映画です。

<ヒューマンドキュメンタリー映画館 日比谷>
 2013年12月21日は “犬のいのち 人のいのち”

『シバ —縄文犬のゆめ—』
AM11時より
※上映後、伊勢真一監督による舞台挨拶あり。
料金:1,500円
 
『大丈夫。—小児科医・細谷亮太のコトバ—』1
3時30分より
※特別上映:「12月28日細谷先生さいごのおつとめ」(2013年/15分)
上映後、伊勢真一監督×細谷亮太医師によるトーク「犬のいのち人のいのち」あり
料金:2,000円

会場:日比谷図書文化館B1ホール(千代田区日比谷公園内)

お問い合せ:いせフィルム
TEL:03-3406-9455
E-mail:ise-film@rio.odn.ne.jp
URL:http://www.isefilm.com/

 
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