特集上映「ハマを見つめたドキュメンタリー映画 ―変わりゆく街、子どもたち」

2017.08.16 Wednesday

昨年の特集上映「ハマのドキュメンタリー映画作家たち」が好評だったことを踏まえ、

今年はヨコハマ・ドキュメンタリー映画普及プロジェクトとして、新たな特集上映を企画しました。

1日がかりのイベントですが、貴重なラインアップだと自負しています。ぜひご参加ください。
 


 

ヨコハマ・ドキュメンタリー映画普及プロジェクト2017

「ハマを見つめたドキュメンタリー映画 ―変わりゆく街、子どもたち」

 

 

時代とともに街は変貌し、子どもたちも変わりゆく。

「横浜」を見つめたドキュメンタリー映画とトーク&シンポジウムを通じ、

過去と現在、他者とあなたの眼差しが交錯する。

 

 

2017年11月3日(金・祝) 会場:横浜シネマリン

 

 

10:00〜『中華学校の子どもたち』2008年/86分 監督:片岡希)

      ※上映後に片岡希監督+ゲスト(未定)によるトークショー

 

 

おはよう。ニーハオ。さようなら。日本語と中国語、どちらも話す子どもたち。

在日華僑・華人のため1898年に創立された横浜山手中華学校。

小学部1年生の日常を3年にわたって記録する。

成長を見守る大人たちの思いに触れながら、子どもたちは中華街を縦横に駆け抜ける。

私たちが知らない、横浜における華僑・華人の歴史、現在が見えてくる。

 

 

12:30〜『日曜日の子供たち』(1980年/103分 監督:堀田泰寛)

      ※上映後に堀田泰寛監督+ゲスト(未定)によるトークショー

 

(c)yasuhiro hotta


舞台は横浜市鶴見区の空地。周囲には工場が立ち並び、時に光化学スモッグが生じ、

岸辺に汚れた海水が押し寄せる。そんなことはお構いなく、日曜日になると遊びに来る子供たち。

走り、取っ組み合い、海に石を投げ、海を見つめる・・・。

子供たちの背後にある何かの予感。映画キャメラマン・堀田泰寛が通い続け、撮り溜めた記録は、

8年をかけ、鈍く輝く抒情詩のような映画に結実した。

※関連記事

 

 

15:00〜『どっこい! 人間節 寿・自由労働者の街』(1975年/121分 構成・編集/小川紳介)

 


山谷、釜ケ崎と並ぶ日本三大寄せ場のひとつ、横浜・寿町。

90軒の簡易宿泊所が密集し、5000人前後の人々が暮らす。

小川プロの若手スタッフが約10カ月住み込んで撮影した。

高度経済成長の中で取り残され、使い捨てられる労働者たち。

貧困、差別、偏見、孤独、絶望・・・。野垂れ死が当たり前にある状況の中で、

労働者たちは語る。自分史を。そしてわずかな希望を―。
 


17:01〜 シンポジウム「変わりゆく街、子どもたち ―ハマを見つめたドキュメンタリー映画」
 

パネリスト:加藤彰彦(横浜市立大学名誉教授/前沖縄大学学長)、片岡希、堀田泰寛、中村高寛(映画監督) 

18:30終了 ※シンポジウムは本企画の鑑賞券をお持ちの方はご入場頂けます。


料金:一般1,200円 シニア/学生1,100円 障がい者1,000円 高校生以下800円
   3回券3,000円   ※各回入替制 横浜シネマリン会員割引なし、カップル割なし

 

主催:映像グループ ローポジション
協力:横浜シネマリン
助成:横浜市地域文化サポート事業・ヨコハマアートサイト2017


   

 

お問い合わせ:映像グループ ローポジション(045-228-7996/lowposi@nifty.com/www.lowposi.com/)

       横浜シネマリン(045-341-3180/http://cinemarine.co.jp/

 

ヨコハマ・ドキュメンタリー映画普及プロジェクトとは?
横浜でドキュメンタリー映画文化の普及・発展を目指していきます。

それはドキュメンタリー映画という表現・コミュニケーション手段に、社会の風通しをよくしていける可能性があると信じているからです。

「夜明け前の子どもたち」を観て

2017.03.04 Saturday

飯田です。遅ればせながら、今年の大倉山ドキュメンタリー映画祭の上映作品「夜明け前の子どもたち」を観ました。

 

なんだか呆然としています。

 

1968年、いまから49年も前に作られた映画です。見た目は作りが古く思えることもあります。でもそれ以上に、「若々しく」感じられるのです。

 

もしかしたら、私たちはちっとも進んでいなくて、「映画」も「福祉」も見た目ばかりよくなって、本質的なところでは衰えているんじゃないか? わかったふりばかりしてるのではないか? そんな疑念が矢継ぎ早に浮かんでしまいました。

 

「存在に向き合う」、それは福祉でも映画でも、根源的な姿勢だと思います。

そこに立ち向かい、道を切り開くのだという意思が、この映画にはみなぎっています。

 

あなたたち、なにか大切なことを忘れていませんか?

 

そんな問いかけを映画から受け取った気がしてなりません。

 

大倉山では3/25に上映します。

http://o-kurayama.jugem.jp

 

偶然の一致ですが、下高井戸シネマで毎年行われている、優れたドキュメンタリー映画を観る会でも、今年の上映作品に選ばれています。

http://www.shimotakaidocinema.com/schedule/tokusyu/doc.html

 

いまの時代に見直すことを求められる作品なのかもしれません。

 

ご都合つきましたらぜひご覧ください。

多くの方とこの映画を分かち合えたら嬉しいです。

 

記録映画「日曜日の子供たち」作品紹介

2015.02.17 Tuesday

飯田です。来月の第8回大倉山ドキュメンタリー映画祭の上映作品のひとつ、「日曜日の子供たち」はおよそ35年ぶりの一般上映となります。個人的にはリティ・パニュの「消えた画」と並んで、ぜひ多くの方にご覧頂きたい、とても好きな作品です。
詩的で独創的類似した映画が浮かばず、僕は土門拳の写真集「筑豊のこどもたち」や荒木経惟の写真集「さっちん」を思い出しました。
どんな作品か興味を持たれている方もいると思いますが、インターネット上にはほとんど情報がありませんので、監督の堀田泰寛さんから情報を頂き、ここに掲載いたします。
ちなみに映画の舞台は鶴見の埋め立て地で、会場の大倉山記念館から直線距離で7kmほどの場所だそうです。
撮影は70年代ですので、ここに登場する子どもたちはいま50歳前後でしょう。かつて子どもだった多くの方々に、いまご覧頂きたい作品です。


1980年度 記録映画作品/16mm/黒白スタンダード/1時間43分
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■ 記録映画「日曜日の子供たち」の始まり
 1972年のある日曜日、私は撮影で京浜工業地帯に行った。工場街の道を子供が四人歩いていた。私はその子供等を撮りたいと思い近付き、その子供等の一人に話しかけた。しかしその子は黙っていた。更に話しかけた時、その子の「何か」が、私を深く刺し、私は撮る言葉を失ったまま、その場に立ち尽くしていたことを憶えている。それは何だったのか、いくら思い詰めてもおぼろげである。多分「撮ってもいいかい」「撮りたければ、勝手に撮ればいいだろう」と言い合った事も含めて、「何か」。
 私はすっかり自信を失っていた。私は卑屈な思いでその子等を追い、その子等と話をした。「何処へ行くの」「海」「何しに」「魚を捕るんだ」「魚いるの」「いない、兄さんが言ってたけれど四年前は魚が沢山いたんだって」。
 私は思い詰め、その子らの前に立ち、手にしていた16mmカメラを構え、回し、そのまま回り込んで、遠ざかって行くその子供等の背をじっと見ていた。その時、私の中を過ぎったものは、突然子供たちが死んでしまうのではないかという危機感に対する慄きであったような気がする。そしてこの日の事が、ここの子供たちを撮ろうとした、撮り続けたきっかけで在った事は確かな事である。

 当時、工場から排出される煤煙や自動車の排気ガスは空気を汚染し、光化学スモッグを発生し、子供らを襲った。工場や家庭から排出される廃液は、川を、海を、汚染していった。子供等はその中で生ていた。目に見えない汚染に侵され、蝕まれていった。小児喘息を発症し苦しむ子供等がいた。

 私は、四人の子供等と出会った場所を探した。どうしたことか見つからなかった。探しあぐねていると、不意に工場街を通る道に出た。その道は広くどこまでも伸びていた。あの子供等を見たのは、ここの様な気がした。その道を行くと海だった。広大な空地が下手にあった。瓦礫や草や得体の知れない構造物があった。立入禁止の札が付いた有刺鉄線が張り廻らされていたが、錆びて切れ落ちていた。その空地は、子供等にとって海に面した格好の遊び場だった。 (1980年4月8日 堀田泰寛)

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■この映画を観た三好さんが、「この詩は『日曜日の子供たち』を詠った詩です!」と、
インドの詩人ラビンドラナート・タゴールの詩の一編「海辺で」を、私に見せた。

「海辺で」
はてしもない 世界のうみべに
こどもたちが あつまっている。
はてしもない 大空は 頭のうえでうごかず
みずはやすみなく みだれ さわいでいる。
はてしもない 世界のうみべに
こどもたちは あつまり
さけび おどっている。

こどもたちは 砂で家をこしらえ
からっぽの 貝がらであそぶ。
かれた 葉っぱで 小舟をあみ
ほほえみながら うみにうかべる。
こどもたちは 世界のうみべを
あそびばにする。

こどもたちは およぎもしらず
網をなげて さかなをとるわざも しらない。
真珠とりは 真珠をとりに
みずにもぐり あきんどたちは
船をはしらせているのに
こどもたちは こいしをあつめては
また まきちらす。
かくれた宝を さがそうともせず
網をなげるわざも しらない。

うみは笑いごえをたてて もりあがり
なぎさのほほえみは あおじろく光る。
死をあきなう なみも こどもたちには
まるで ゆりかごをあやす ははのように
意味のない 小唄をうたい
うみはこどもたちと たわむれ
なぎさのほほえみは 白く光る。

はてしもない 世界のうみべに
こどもたちは あつまっている。
嵐は道もない おおぞらにほえたけり
船は航路(みちすじ)のない みずにくだけ
いたるところに 死があるのに
こどもたちは あそぶ。
はてしもない 世界のうみべに
こどもたちの 大きなあつまりがある。
(世界現代詩文庫1 アジア・アフリカ詩集 高良留美子 訳・編 土曜美術社)より

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[企画・撮影・監督・編集] 堀田泰寛
[音楽・ピアノ演奏]宮沢明子
[製作]四宮鉄男・三木實・.堀田泰寛[録音]本間喜美雄[ネガ編]川岸喜美枝[現像]ソニーPCL
[協力]グループ現代・青山録音センター・日本ECアーカイブ・フレールアド・ソニーPCL・他多くの方々
問い合わせ Email cosmos3945@gmail.com  Fax 03-3393-0428(堀田泰寛)

[後記]2011.3.11福島第一原発破壊事故により、大量に撒き散らされた放射能の汚染は、海に、山野に、人々の住む家々に、畑に、花に、鳥や虫に、犬や猫に、子供らに、妊婦に降り注いだ。人々の失ってしまった故郷の山野、住む家、田畑、それらの前に立った時、失ってしまったものの余りにもの大きさに、言葉を失った。高放射線量が体の細胞を貫く、体がじわーっと熱くなった。目に見えない放射線が体を侵し貫いたのだ。私は、この事態にキャメラを向けなければならない。と怒りが込上げた。(堀田泰寛)

 

台湾の収容施設の犬たちを描いたドキュメンタリー映画「十二夜」(Twelve Nights)がYouTubeで全編公開!

2015.02.04 Wednesday

飯田です。昨年の夏に韓国の国際動物映画祭で出会った、映画「十二夜」Twelve Nights の監督のRayeさんより、YouTubeで映画全編を公開したとお知らせを頂きました。

この作品は台湾で大きな話題となったそうで、およそ23万人が劇場へ足を運んだそうです。
全人口が約2300万人ですから、およそ100人に1人が劇場で鑑賞したことになります。
その後DVDも多くの人が鑑賞しているそうですし、2月1日からYouTubeで公開をはじめ、3日間ですでに2万近いアクセス数になっています。

日本の施設を見慣れた僕でも胸が痛くなるほど悲惨な環境ですが、その中の犬たちそれぞれの表情、個性をつぶさに捉えた素晴らしい作品だと思いますし、毎日この現場に通い続けた彼女たち映画スタッフに敬意を覚えます。

日本の犬猫の状況を知るだけでもつらいのに、海外の更に悲惨な状況など観たくない、という方も多いかもしれません。

でも、どこで生きていても、犬は犬です。
日本の犬だけ幸せならそれでいいとは、僕には思えません。
アジアの他の国の状況について知ることも、大切ではないでしょうか。

この作品を通じて、そんな思いを共有してくれる人が増えることを願っています。


日本語字幕はついていませんが、セリフやナレーションもなく、ごく簡単なテロップが中国語と英語で出るだけですので、内容はほとんどわかると思います。
およそ100分の作品ですので、時間と気持ちの余裕があるときに、じっくりとご覧頂ければ幸いです。




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写真は韓国の順天湾国際動物映画祭にて、監督のRayeさんと

第8回大倉山ドキュメンタリー映画祭 上映スケジュール公開!

2015.02.03 Tuesday

飯田です。僕も関わっている大倉山ドキュメンタリー映画祭が、3月28日(土)〜29日(日) の2日間で開催します。
上映作品は以下の通りです。

3月28日(土) (ホール上映 定員80名)
10:00 『60万回のトライ』
12:30 『夢は牛のお医者さん』
14:20 『ろまんちっくろーど〜金木義男の優雅な人生〜』
16:45 『消えた画 クメール・ルージュの真実』 
18:25 上映作品の監督によるトークショー

3月29日(日) (ホール上映 定員80名)
10:00 『日曜日の子供たち』
12:30 『鳥の道を越えて』 
14:40 『妻の病 -レビー小体型認知症-』 
16:50 『孤独の輪郭』 
18:00 上映作品の監督によるトークショー

詳しい作品紹介や予約方法などは映画祭の公式ブログでご確認ください。
http://o-kurayama.jugem.jp/

ビデオSALONで連載を始めます

2014.12.01 Monday

飯田です。ビデオSALONという雑誌で、ドキュメンタリー映画を作ることと見せることについて、連載を書くことになりました。
現在発売中の12月号に連載1回目が掲載されています。

僕自身が映像制作の情報を得るために長年愛読してきた雑誌なので、失敗談も含めて自分の経験や思うことを率直に書いていくつもりです。
書きたいことはいろいろあるので、息の長い連載にしていければと思っています。
書店で見かけたらぜひご覧ください。





第72回 VIDEO ACT! 上映会 〜「ホームレス」とは誰か〜

2014.10.14 Tuesday

12月3日(水)に開催するビデオアクト上映会のご案内です。
「ホームレス」問題について、映像3作品を上映します。

〜以下、転載可〜

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■ 第72回 VIDEO ACT! 上映会 ■
〜「ホームレス」とは誰か〜
http://www.videoact.jp
http://videoact.seesaa.net/
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■2014年12月3日(水)19時より

【上映作品】
『VJU REPORT Vol.7 ジェントリフィケーション 虚飾の影の野宿者排除』(2014年/日本/23分/HDV)
『ホームレスごっこ』(2014年/日本/16分/HDV)
『「ホームレス」と出会う子どもたち』(2009年/日本/30分/DV)

厚生労働省の2014年4月調査によると、いわゆる「ホームレス」と呼ばれる人々は、7,508人。
ここ数年は減少傾向にあります。この調査で対象となった「ホームレス」とは「都市公園、河川、道路、駅舎その他の施設において、日常生活を営んでいる者」で、目視調査による野宿生活者に限られています。この調査の数に含まれていない、20〜30代の若い「ホームレス」も増えています。
彼らの多くはネットカフェや24時間営業の飲食店などで夜を過ごしています。その一方で、「ホームレス」への襲撃事件は、あとを絶ちません。
2014年の末、「ホームレス」問題を今一度、映像を通じて考えてみませんか。

【上映 3作品】
(1) 『VJU REPORT Vol.7 ジェントリフィケーション 虚飾の影の野宿者排除』(2014年/日本/23分/HDV)
取材:相川直斗・池田竜太・遠藤大輔
構成:遠藤大輔

■解説
仲間で身を寄せ合い年を越そうとしていた野宿の人々に、警察官が襲いかかる!今、渋谷で何が起きているのか。
ジェントリフィケーション(都市の再開発)の影で進む野宿者排除の実態に、映画「渋谷ブランニューデイズ」を製作したVJUが迫った。
ツイート数8000、USTREAM視聴数1万3千を叩き出し、ネットに大反響を巻き起こした「あの事件」が、今、鮮明に甦る。

(2)『ホームレスごっこ』(2014年/日本/16分/HDV)
監督・編集:早川由美子
出演・撮影:井上直子、早川由美子

■解説
いつから公共の場所は、私たちが自由に使える場所ではなくなってしまったのだろう?
ベンチは撤去され、演奏は取り締まられ、野宿者はますます寝床の確保が難しくなっている。
スーパーでダンボールを調達し、路上で寝るというパフォーマンスを通じて、作者は公共の空間に自分の居場所を確保しようと試みる。通行人の反応は? 警察官に止められるか?
ホームレス“見習い”が路上で奮闘するさまは、ユーモラスでさえある。
映像に時折混じる肉声は、実際に新宿で路上生活を送る人々の声。怒り、悲しみ、絶望に、あきらめにも似た笑いが混じる。公共空間を自分たちの手に取り戻す、小さな抗いの記録。

(3)『「ホームレス」と出会う子どもたち』(2009年/日本/30分/DV)
撮影・構成・編集:神吉良輔
プロデュース:飯田基晴
製作:ホームレス問題の授業づくり全国ネット

■解説
なぜ若者や子どもによる「ホームレス」襲撃が起きるのか?
大阪・釜ヶ崎にあるこどもの里が行う「子ども夜まわり」の活動を軸に、参加する子どもたちの変化、ホームレス生活を送る鈴木さん(64歳)の仕事や生活、その思いに迫る。
さらに「ホームレス」
襲撃問題をとおして、居場所(ホーム)なき子どもたちの弱者いじめの問題を問い直す。

「ホームレス」と出会う子どもたち・予告編
http://youtu.be/EiJpcihzxS8

■日時
2014年12月3日(水)
18時30分/開場 19時/開始
上映後、制作者の遠藤大輔さん、早川由美子さん、飯田基晴さん交えてトーク&ディスカッション有。
終了予定時刻 20時50分

■上映会告知ブログ
http://videoact.seesaa.net/article/406924416.html

■上映会場
東京ボランティア・市民活動センター(03-3235-1171)
東京・飯田橋セントラルプラザ10階
東京都新宿区神楽河岸1-1
JR中央線・地下鉄飯田橋駅下車 徒歩1分

■参加費:500円(介助者は無料・予約不要)

■問合せ:ビデオアクト上映プロジェクト
Eメール:jyouei@videoact.jp
(電話:045-228-7996 [ローポジション気付] )

〜ココマデ〜

【古居みずえガザ取材・支援のお願い】

2014.08.27 Wednesday

ジャーナリスト兼映画監督の古居みずえさんが、7月からパレスチナのガザ地区に入って取材を続けています。

アジアプレスのサイトに現地報告が掲載されていますので、よろしければぜひご覧ください。
http://www.asiapress.org/apn/archives/2014/08/23132424.php

また現在発売中のDAYS JAPANにも古居さんの緊急報告が掲載されています。

今回のガザ取材は、25年以上パレスチナ取材を続けてきた古居さんの、集大成のような取材になるのではと感じています。

僕は古居さんの「飯舘村の母ちゃんたち」を手伝ったご縁で、今回のガザ取材の番組企画のプロデューサーとなりました。

古居さんは9月半ば、もしくは10月半ばまで取材を続けたいとのことですが、そこまで長期になると、取材資金が持つか分かりません。

ガザ地区への攻撃が再開され危険な状況が続いていますが、実際に起きていることを、一過性の報道ではなくドキュメンタリーとしてまとめられるよう、取材継続のためのカンパを呼びかけさせていただきます。ご寄付をお願いできましたら幸いです。
ご協力、どうかよろしくお願いいたします。(飯田基晴)

● 口座名:古居みずえ映画支援
郵便振替口座 00210-3-95264

お問い合わせ:eigashiennokai@hotmail.co.jp
     FAX:03−3209−8336

どうしても観てもらいたい映画 「壊された5つのカメラ」

2014.02.07 Friday

飯田です。2013年も、時間を作ってはあれこれとドキュメンタリー映画を観ました。
昨年、国内のさまざまな映画賞を受賞した「標的の村」は、確かにガツンと衝撃をくらった作品でした。
こちらは各地で上映が広がっており、3月にはキネカ大森で、「標的の村」&「犬と猫と人間と2」のオトクな2本立て上映もあります。
http://www.ttcg.jp/cineka_omori/topics/detail/27580

沖縄の基地問題と東日本大震災の被災動物、一見異なるテーマのようですが共通する問題も多いように感じています。
3/8(土)には僕もトークで伺いますので、よろしければこの機会にぜひ。

今回、あらためて紹介したいのは、
「壊された5つのカメラ パレスチナ・ビリンの叫び」
という作品です。僕にとってはこの作品が、2013年に観たドキュメンタリー映画のベスト1でした。



<作品解説>
ビリン村で農業を営むイマードは、四男の誕生を機にビデオカメラを手に入れる。
2005年、イスラエル軍が村の中心に「分離壁」を築き、耕作地の多くが奪われる。イマードは息子の成長とともに、イスラエル兵や非暴力のデモを続ける村人の姿を克明に記録する。
銃弾と暴力で何度もカメラを壊されながら生まれた本作は、世界各国で大きな注目を集めている。
アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭観客賞・特別賞、他受賞多数。
(2011年/ 90分 監督:イマード・ブルナート/ガイ・ダビディ)
公式サイト http://urayasu-doc.com/5cameras/

アカデミー賞にもノミネートされ、世界各地の映画祭で受賞している作品ですが、残念ながら日本ではそれほど上映が広がっていません。
昨年9月に横浜のジャック&ベティでこの作品を観たとき、もっと多くの人にこの作品を見せたい、何もせずに埋もれさせてはならないと、思わず熱くなりました。

長らく続くパレスチナの人々の苦難はたびたび報道されてきましたから、多くの人々が繰り返し目にしてきたことでしょう。
そうした映像があまりに多く流されてきたことで、彼らの苦悩はインフレを起こし、本来の価値を失ってしまっているのではないか。
そんな風に感じることがあります。

子どもを殺されたパレスチナの母親が泣き叫ぶ、こうした姿が報じられても、「あぁ、まただ・・・」と目をそらしてしまう・・・。

本来であれば刻一刻と伝えるべき事柄でも、恒常的になってしまうことで、ニュースバリューを喪失していく。
さまざまな事柄に当てはまりますが、パレスチナ問題はその典型ではないでしょうか。

日本にもパレスチナ問題を扱い続けるジャーナリストがいます。
僕もお付き合いさせてもらっている、土井敏邦さんや古井みずえさんはその代表格と言えるでしょう。活躍の場を新聞、雑誌、テレビといったメディアに留まらず、ドキュメンタリー映画として素晴らしい作品を世に出し、私たちに多くのことを伝えてくれています。
しかし、関心を持ってもらうことに毎回苦労されているのも事実です。
そして世界の無関心が、問題の改善や解決を遅らせている、それもまた事実でしょう。

「壊された5つのカメラ」、僕はこの作品を観て、あらためて「映画」を信じようと思いました。
映画には力があることを。

命の危険に直面しながらも、怯むことなくイスラエル軍の暴力と仲間の非暴力の闘いを撮り続けた、監督の勇気と信念に心を動かされました。

邦題では副題として「パレスチナ・ビリンの叫び」とありますが、作品そのものは声高に主張することなく、むしろおそろしく抑制的です。
何年にもわたる膨大な闘いの記録を見直して削っていく編集作業では、何度も叫び出したい気持ちにかられたはずです。
きっと多くの忍耐を要する、もうひとつの闘いだったことでしょう。

「映画」として、妥協なく構成・編集し完成度も高めることが、最大の非暴力の武器となる。
そのことを信じていたのだと思います。

このような作品がパレスチナから生み出されたことに、深い敬意とともに希望を感じています。

映画が社会を変えるとは言いません。
しかし少なくとも、観る人の良心を揺さぶり、観る人を変えてしまう力がある。
それを僕は身を持って感じています。

「壊された5つのカメラ」を、大倉山ドキュメンタリー映画祭で2/23(日)に上映します。
http:// o-kurayama.jugem.jp/

どうか、多くの方に観て頂きたいです。
 

第67回 VIDEO ACT! 上映会 〜秘密保護法とソックリ!?軍機保護法〜

2013.12.13 Friday

土屋トカチです。
2014年1月に開催します、第67回ビデオアクト上映会の告知をさせていただきます。

<<<<<以下、転載歓迎!>>>>>
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■ 第67回 VIDEO ACT! 上映会 ■
〜秘密保護法とソックリ!?軍機保護法〜
http://www.videoact.jp http://videoact.seesaa.net/
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■2014年1月29日(水)19時より

【上映作品】
『レーン・宮沢事件−もうひとつの12月8日』
監督:秋元健一 制作:ビデオプレス (1993年/日本/カラー/50分)

【イントロダクション】
2013年12月に成立した、秘密保護法案。公布から1年以内に施行されることが決定した。法案は「機密情報を漏えいした者への罰則を強化するため」と政府は説明しているが、国会での議論と市民への説明が十分に尽くされたとは言い難い。

秘密保護法とソックリな戦前の悪法・軍機保護法施行下で起こった「レーン・宮沢事件」を追った映像作品『レーン・宮沢事件−もうひとつの12月8日』を上映し、「スパイ」が捏造される国家秘密体制とは何なのかを、映像を通して考えてみたい。

【レーン・宮沢事件とは】
太平洋戦争開戦日の1941年(昭和16年)12月8日、北海道大学工学部2年の宮沢弘幸さんと、北海道大学予科の英語教師ハロルド・レーンさん、妻のポーリンさんの3人が軍機保護法違反などの疑いで逮捕され、それぞれ懲役12年から15年の刑を受けた事件。
旅行中に見かけた根室の海軍飛行場について、宮沢さんがレーン夫妻に直接話したことが、軍事機密の漏洩とされた。当時、リンドバーグ大佐の飛来などで海軍飛行場の存在は周知の事実であった。宮沢さんは1945年10月に釈放されたが、獄中で結核を患い、1年4ヶ月後死亡した。
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