映像サークル「風の集い」9月の予定

2016.08.09 Tuesday

映像サークル「風の集い」とは、ローポジションが開催している、
ドキュメンタリーの作り手仲間を中心とした集まりです。
それぞれ自作を持ち寄り、鑑賞・対話を通じ、お互いに学び合う場を目指しています。
作り手に限らず、ローポジションの活動や映画製作に興味のある方のご参加も歓迎します。

 

日時:9月1日(木)19時より
場所:映像グループ ローポジション
作品:「根っこと芸術(仮)」(監督:常田高志)の粗編映像
定員:12名
参加費:飲食代(数百円)
申込:映像グループ ローポジション
   low-posi@nifty.com TEL:045-228-7996

 

<上映作品「根っこと芸術(仮)」について>
「タケオ ダウン症ドラマーの物語」の監督・常田高志は、次の作品として2012年より、
同じダウン症を持つアーティストたちの創作活動に密着して撮影を続けてきました。

撮影の舞台は2ヵ所。東京・世田谷の「アトリエ・エレマン・プレザン」と
東京・青梅にある知的障害者の入所施設「友愛学園」。
エレマン・プレザンに通う若いダウン症アーティストたちと、
友愛学園で暮らす60代の陶芸家・椿三千夫さん。
それぞれの創作活動から感じられたのが、芸術のシッポ、ならぬ芸術の根っこ。
ひとが表現することの根源に迫りたいと現在、編集に取り組んでいます。

 

 

今回の風の集いは、編集途中の映像の試写となります。
映画が作られるプロセスに立ち会う貴重な機会です。
それは時に、完成作品を鑑賞するよりも面白い体験となります。
あなたのひと言が作品に何かしら作用するかもしれません。
よろしければご参加ください。

 

特集上映「ハマのドキュメンタリー映画作家たち」無事終了しました

2016.07.26 Tuesday

特集上映「ハマのドキュメンタリー映画作家たち」7日間の上映が無事に終了しました。
ご招待も含めると述べ518名の方がご鑑賞くださいました。

アンケートからも大変好評だったことが伝わってきます。
ご来場下さった方々、関心を寄せて下さった方々、どうもありがとうございました。

 

久しぶりに会う人、初めて出会う人、さまざまな出会いがありました。
自分たちの手がけた作品を、あらためて劇場のスクリーンで鑑賞する体験とともに、

これからに向かうエネルギーをもらった楽しい1週間でした。

貴重な機会を与えてくれた横浜シネマリンに心から感謝しています。

どうもありがとうございました!

 

しろえもんのこと

2016.07.20 Wednesday

飯田です。神奈川県動物愛護協会の山田会長より「犬と猫と人間と」で撮影させてもらったしろえもんが、

昨年の12月に亡くなったと教えていただきました。
2012年にイギリスにもらわれていってからおよそ4年、11歳くらいになっていたと思います。
もらわれていったときのことは当時のブログに書きました。

http://lowposi.jugem.jp/?eid=310


先日のあしがらさんの訃報とともに寂しい限りですが、後半生をのびのびと過ごすことができてよかったと思います。

明日21日には「犬と猫と人間と」の上映を行うので、久しぶりに自分でも見直そうと思います。
以前にしろえもんについてを書いた新聞エッセイの原稿が出てきましたので、転載します。

 


しろえもんの「しつけ」   飯田基晴
 映画「犬と猫と人間と」では、捨てられた犬や猫をめぐり、さまざまな現場を描いた。
 その中で「しろえもん」という名の犬が、まるで主役のように繰り返し登場する。動物愛護団体の施設に保護され、そこで新たな飼い主が決まって一度はもらわれたが、やんちゃで力が強く甘がみもきついため「手に負えない」と、施設へ返されてしまう。
 人なつっこい犬なのだが、興奮すると細長いシッポをビュンビュンと振り回し、猛スピードで駆けまわる。こうなると施設のスタッフでも、扱いに困るほどだ。このしろえもんに新たな飼い主を見つけてやれるよう、施設でしつけに取り組む様子が、映画の縦軸となった。
 犬のしつけには、大別すると2種類のやり方がある。罰を与えるしつけと、ご褒美を与えるしつけだ。くしくもしろえもんは、その両方を受けることになった。全身で喜怒哀楽を表す犬なので、それぞれのしつけを受けているときの様子は、見ものでもある。
 最初に受けたのは、人間の言うことを聞かなければ、体罰として、チョークチェーンという首輪代わりの鎖を引っ張られるしつけだった。一定の成果はあったものの、しろえもんには強いストレスがかかってしまう。 そこで今度は、言うことを聞けば、ご褒美として食べ物をもらえるしつけに切り替わる。食いしん坊なので喜んでしつけに取り組み、どんどん学習を重ねていく。
 ところで、「しつけ」というと、犬に行儀を教え込むもの、そんな印象があるだろう。だが、褒めて伸ばすしつけでは、飼い主が犬の性質を学ぶことも、大きな割合を占めている。
 映画でも、しつけを通して、しろえもんと施設スタッフがお互いに理解を深め、笑顔が増えていく様子を描いた。そこには異なる種である人間と犬が、共存するための知恵があるように感じた。

 

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